甘酒って何?ヨーグルトメーカーで簡単甘酒作り★Yogurt maker
一時期ヨーグルト作りにハマって買ったヨーグルトメーカー。アメリカに来てから種菌としていたR1ヨーグルトがなくて持て余していましたが、久しぶりに甘酒作りをし始めてまた日の目を浴びるようになりました!日本人には馴染みの深い甘酒ですが、効果と簡単な作り方についてまとめておきます。
甘酒とは?
①飲む点滴と呼ばれるほど栄養価が豊富な甘い飲み物
- 甘酒の材料である米麹には、消化吸収を促進する麹菌が含まれているため、摂取することで効率よく栄養を吸収し、エネルギーに変換することができます。⇨米麹の酵素は、甘酒のもう一つの材料である白米をブドウ糖、ビタミンB群やミネラル、必須アミノ酸等に分解します。これらの成分は、点滴と同じ成分であるため、体内に素早く吸収されることで疲労回復を早める効果があります。
- 麹菌は善玉菌のえさになるので、免疫活動を活性化させて免疫力を高め、便秘解消にも役立ちます。
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甘酒のナトリウム量は、100mlあたりおよそ60mgですが、これは厚生労働省発表の熱中症を予防するのに必要なナトリウム量(100mlあたり40~80mg)に当てはまるので、熱中症予防にも有効です。
こうしたことから、日本ではなんと古墳時代(西暦250年頃)から夏の風物詩としてよく飲まれていたそうです。
②飲む美容液と呼ばれるほど美容効果が高い飲み物
- ビタミンB群(特に水溶性ビタミンであるビオチン)が豊富に含まれる甘酒は、血行と代謝を促進させます。血行が良くなれば、体内の老廃物が排出しやすくなります。また、ビオチンはコラーゲンの生成を促し、荒れた肌や目のクマ、しみやくすみなどに働きかけて美肌効果をもたらします。
- イライラを抑えるGABAという物質も含んでいるので、ストレスによる肌荒れも抑えられます。
- 麹菌の酵素には、フェルラ酸という抗酸化物質が含まれているため、細胞の新陳代謝を促して肌の老化も防いでくれます。
飲むだけでアンチエイジングまでできてしまうなんて飲むしかないですね!!笑
なお、市販の甘酒は賞味期限を長くするために、加熱処理をされてしまっているので、折角の活きた麹の効果が失われてしまっています。そのため、上述した甘酒の効果を感じるためには、手作りした甘酒を飲むのが1番有効です。
酒という漢字が使われていますが,米麹で作る限りアルコール分は含まれていませんので,お子さんでも妊婦さんでももちろん飲むことができます♫
作り方
- 乾燥米麹 100g
- 暖かいご飯 130g ←私はキヌア入りご飯にしていますが白米でももちろん大丈夫です。
- 熱湯 200cc
- 水 600〜700cc
①ヨーグルトメーカーの容器に水を5cmほど入れ(適当でOK)蓋をし、1分レンジでチンをします。私はタニカのヨーグルトメーカーを使っています。
②暖かいご飯130gを測り、熱湯200ccを注ぎます。
※私は面倒なので冷えたご飯130gと水200ccを入れ、レンジで1分チンをしています。
③水を300cc入れる。
※熱すぎると麹菌や酵素が死活してしまうので、水を加えてから米麹を加えます。
④100gの乾燥米麹を加え、混ぜます。
塊がないようにかき混ぜます。
⑤水を300cc〜400cc入れて60℃で6時間にセットします。
⑥6時間後、取り出してミキサーにかければ完成です◎そのまま飲んでも良いですが、飲みにくい方は豆乳と割って飲むのがオススメです。私は冷蔵保存した甘酒を、毎朝のスムージーに混ぜて飲んでいますが、スムージーが甘くなってより美味しくなっています♫
※濃厚な甘酒が好みであれば水を半分くらいにすると良いです。ヨーグルティアで60度、6時間、それと米麹を入れるタイミングに水とお米が熱くなりすぎていなければ失敗することはまずないです。
ただ放っておくだけで甘酒を作ってくれるなんて便利ですよね♫
ニューヨークでは日本食スーパーでも米麹は売っているので、是非お試し下さい◎因みに私が日本にいた時から使っていた米麹は伊勢惣さんのこちらです↓